新年明けましておめでとうございます。
歯科医の村上です。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さてお正月はゆっくりお休み出来ましたか。
私はもっぱら寝正月と毎年決まっています(笑)。
日常生活において一日の睡眠時間の占める割合は約1/3、まさに人生の1/3を寝ていることになります。
しかしながら残念なことに、わが国の成人では、5人に1人が不眠を訴えて、20人に1人が睡眠薬を服用しているといわれています。
ところで皆さんは、睡眠時無呼吸症候群という言葉をご存知でしょうか。
2003年2月に起きた山陽新幹線岡山駅での停車事故をきっかけとして、睡眠時無呼吸症候群は社会的に注目されました。
睡眠時無呼吸症候群は、88種類ある睡眠障害のひとつで、「通常、大きないびきを伴い肥満者に多く、日中の眠気がある場合には、呼吸が10秒以上停止する無呼吸の状態が、夜間睡眠中に1時間当たり5回以上生じるもの」と定義されています。
前述の事故をきっかけに歯科では2004年より、睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置が保険導入されました。
実際には写真のような装置を作り、夜間に使用していただきます。
夜間の歯ぎしりに対する装置をご存知の方も多いと思いますが、歯科ではこういうことにも取組んでいます。
なお、保険診療の適応を受けるには、医科からの紹介が必要となりますので、かかりつけのお医者さんにご相談なさるか、担当歯科医にご相談下さい。
では、今年も頑張りましょう!