今日は残業でした。
私達、歯科医師の仕事は診療時間の治療だけで終わらないことがあります。
カルテを書いたり、明日の準備をしたり、技工作業を行ったり、治療計画を立てたり、インプラントのシミュレーションをしたり、患者様へのパンフレットを作ったり・・・etc。
開業医であれば、さらに経理や労務管理さらに給与計算など、診療後にもいろいろやらなければならないこともあります。
さて今日の残業は、同じ法人内のパソコンの治療です(笑)。
症状は「パソコンが起動しなくなった」ということでした。
パソコンのサポートからは「Windowsの再インストールしかない、その際保存していたデータは失われる」と電話で言われたそうで、私のところに運ばれてきました。
確かに電源を入れてみてもWindowsは起動せず、「NTLDR is missing」というメッセージが表示されるだけです。
システムファイルが何らか原因で破損、NT loaderというファイルが見つからないために、起動しなくなったと考えられます。
したがってこの場合、壊れたファイルを壊れていないファイルで置き換えてあげればよいわけです。
難しいとすれば、Windowsが起動しないパソコンにどうやって、新しいファイルをコピーするかということでしょうか。
皆さんはOSという言葉を聞いたことだあるでしょうか?
OSとはオペレーティングシステムのことで、基本ソフトなどと言われます。
OSとしてWindowsがよく知られてますが、他にもあることはあまり知られてません。UNIX、Linux、Solaris、MacOS・・・。
話が少しそれましたが、今回はLinuxのうちCD-ROMから起動できる「KNOPPIX」を使いました。
壊れたパソコンをKNOPPIXで立ち上げ、正常なパソコンからUSBメモリに「NTDETECT.COM」、「ntldr」、「bootfont.bin」というファイルをコピーしたあと、壊れたパソコンのCドライブに上書きコピーして終了。無事、Windowsが起動しました。
Windowsだけで事は足りますが、パソコンが好きな人は、たまに違うOSの世界に触れてみるのもよいですよ。
診療後にこんなことをしてる日もあります。